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プーアル茶のレシピ番号の読み方

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プーアル茶のパッケージに書かれている謎の数字を見かけたことはありませんか?
これはお茶の配方を表したレシピ番号で正式には茶号(チャゴウ)と呼びます。名茶として知られる7572や7542などをよく見かけますが、実はこのレシピ番号、無数に存在します。

一般的には四桁の数字で表されるレシピ番号が知られています。しかし、いろいろなお茶を見ているとどうもそれだけではない謎の番号もあるようです。そして、数字の意味が分からないと、その謎はどんどんと膨らみ続けますが、実はその数字の読み方はカンタンです。

ということで、ここではいくつかのレシピ番号の読み方について解説します。

四桁のレシピ番号

まずは最も一般的な四桁のレシピ番号に付いてです。これは1976年にプーアル茶生産者会議において決められたレシピ番号で茶号と呼ばれます。このレシピ番号の読み方は以下のようになります。

7562の写真例:7562この番号の意味するところは

1,2桁目:
そのレシピが開発された年(西暦下二桁)
3桁目:
主に使用されている茶葉の等級
4桁目:
茶厰(チャショウ)コード
(1:昆明茶厰、2:孟海茶厰、3:下関茶厰、4:瀾滄茶廠、5:鳳慶茶厰、6:六大茶山茶業、7:なし、8:昌泰茶業集団)

つまり“7562”は「1975年に孟海茶廠がデザインした主に6級茶葉を使用して作るお茶」と読むことができます。

このように便利なレシピ番号なのですが、この30年以上の歴史の中でいくつか問題が出てきました。まず、茶厰コードが一意でないということがいえます。茶号が生まれたときは、1から3の3つのメーカーに対してつけられた番号なのですが、その後プーアル茶作りの自由化とともに増えてきたメーカーが、おのおのに番号を決め始めたので複数の茶厰が同じ番号を使用しているケースもあります。
他にも、最初の二桁についてですが、例えば75から始まるとしてもそのレシピが本当に75に開発された物であるかどうかというのも不確実です。
そして使用茶葉について“主に”使用されている茶葉の等級なので表面にはきれいな茶葉を配置して見た目と違うなどといった点があります。

昌泰茶業のレシピ番号

632もう一つ昌泰茶業で使用されているレシピ番号を紹介します。この番号は三桁の数字でお茶の特徴を表します。例えば632というレシピ番号だと、この番号の意味するところは、最初の番号から順に、主に使用されている茶葉のクラス、そこに使用されている茶葉のクラス、表面に使用されている茶葉のクラスとなります。
つまり、682というレシピ番号のお茶は、6級の茶葉がメインで上側に2級、下側に3級の茶葉でサンドイッチして作った物となります。これはより実態に近い物であるといえます。

六大茶山のレシピ番号

75626の写真 こんな注意点のある四桁のレシピ番号なのですが、いくつかの茶厰は独自のレシピ番号を打ち出しています。例えば六大茶山は以前は75726という風に孟海茶厰の銘作レシピと呼ばれる7572に習ったお茶をそのレシピ番号の最後に六大茶山の番号である’6’をつけて使用していましたが、2007年以降63763に変更になりました。

ということでこの六大茶山のレシピ番号についてみてみましょう。
六大茶山ではこの他に63163や63863といったレシピ番号のついたお茶がありますが、この番号は一見長いですが実はとても単純です。

63+主に使用されている茶葉のクラス+63

となり要は主に使われている茶葉の等級を63で挟んだ物となります。これはどういうことかというと、'63'という番号を中国語で発音すると'Liu-San'となってこれは会社の名前六大茶山から’六山’を取り出してその発音'Liu-Shan'という発音に似ているという駄洒落というか縁起担ぎです。

レシピ番号は知らなければ謎の番号ですが、知ってみるとまた一つ新しい見方でプーアル茶選びができるのではないでしょうか?

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