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銘プーアル茶、金大益の違いを見るメイン写真
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金大益を比べる

孟海茶廠の生んだ21世紀の銘茶、金大益。この二つのプーアル茶はそれぞれ2003年、2011年に作られました。どちらのプーアル茶も大評判を獲得しています。二つのプーアル茶の味の違いは作りの違いか、はたまた年による違いか?二つの金大益を飲み比べその味の違いを比べてみます。

金大益について
易昌写真 オリジナルの金大益である2003年金大益。このプーアル茶は台湾の「飛台公司」のオーダー品として2002年に発注され、2003年に作られました。
金大益は孟海茶廠が国営として最後のプーアル茶づくりを行った2003年に作られたプーアル茶です。班章茶葉を使用して作られた金大益はその味の強さにより早くから評判をえていました。作られてから10年を迎えた現在ではその評価は不動のものとなっています。
今回比較するプーアル茶
プーアル茶外見写真今回比較するプーアル茶は二つの金大益です。
  • 金大益 2003年
  • 金大益 2011年
  • 2011年に孟海茶廠は金大益の復刻品を作りました。今回はその2011年版金大益と初代である2003年版金大益の二つを飲み比べます。
プーアル茶の包み まずは、2003年の金大益から見て行きましょう。2003年の金大益には「歪茶暗記」の言葉があり、これが真贋の鑑定の一つの手がかりとなります。「歪茶暗記」とは、包みの上部にある「雲南七子餅茶」の文字にある特徴についてで、「歪茶」版と「暗記」版の二種類があります。このプーアル茶は歪茶版で「茶」の字が少し離れてそしてその下にある「CHA」の文字に対して傾いています。
また、暗記版は雲南七子餅茶の文字の中に「・」があり、「・」の着いている文字を暗記する必要があるという意味で「暗記」版とよばれています。
内飛色味 2003年の金大益のもう一つの特徴としては印刷の色が薄くなっていることが挙げられます。これは、もともとはもう少しはっきりとした色合いだったのですが、顔料の性質上、退色が強く印刷が薄くなっています。この色の抜け具合は微妙で、鑑定の一つのポイントになります。一方、内飛も同じ色なのですが、こちらは遮光されているためもともとの色を保っています。
2011パッケージの写真 一方、2011年の金大益のパッケージは現代らしい凝ったデザインになっています。2003年のものに比べるとパッケージのデザインは複雑になり、記載されている情報量も増え、「高山源韵」、「大益経典再現」などの記載があります。また、裏面は偽造防止シールでしっかりと封がされており偽造対策がされております。とはいえ、すでに精巧な偽物が出回っていますがこの辺りについてはまた別記事にて紹介したいと思います。
茶葉の外見
茶葉写真 2011年の金大益がまだ鶯色を残した餅面である一方、2003年の金大益の餅面はしっかりと色づき、ほのかな緑味を残すのみとなっています。この違いは基本的に、二つのプーアル茶が作られてからの8年と言う年数に違いがあるためになります。
また、これは外見というよりも二つのプーアル茶の来歴の違いですが、2011年の金大益は当店が仕入れた後、常温の倉庫にて熟成されている一方、2003年の金大益は、香港の乾倉で熟成された後、コレクターの元で熟成されているため弱めですがより熟成が進んでいるので餅面の表情に影響があります。ちなみに当店の熟成環境はいわゆる乾倉環境で温度は高め、風通しのある室内で湿度はほどほどといった環境下となります。
どちらのプーアル茶も大益茶らしく、しっかりとしまった餅面となっており餅面には布目を確認することができます。その茶葉の中には内飛が見られますが、2003年のものにはパッケージと同様の質検印証が押されております。一方2011年の金大益の内飛は紫色の高級茶用の内飛となります。
肝心の茶葉の具合ですが、どちらも金毫の茶葉が餅面に見られますが、2011年の金大益の方が多く散らされています。また、2003年の金大益の茶葉が気持ち大きな印象となっています。これは2011年の金大益は餅面を美しく見せるため若芽が多く配されているためで、裏面の茶葉はどちらも同様の表情を見せています。
プーアル茶を淹れる
水色写真2011年の金大益は新しいプーアル茶としては色がやや濃くあると言えますが、やはり10年熟成された2003年金大益と比べるとその差はあきらかです。
生茶の水色は黄金色からだんだんとオレンジ味が強くなり、そして褐色へと変化していきますが。二つの金大益もその年数にふさわしい水色の差があります。とはいえ、2003年の金大益の色合いも乾倉らしい弱めの色付きです。赤みを残し、透明感のある水色は無理のない熟成状況を見ることができます。10年もののプーアル茶でも湿倉など熟成環境によって色付き合いが大きく変わります。
香の変化もしっかりと年数の違い、熟成の違いがしっかりと現れています。
2011年の金大益は新しいプーアル茶ですが、蘭香のような華やかな香りはあまりありません。ほのかな蜜香、そして「これ」という香は当てはまらないが存在感のある茶葉の旨味成分の香、そこにやや強めの燻香とまだ若い茶葉の「青味」が特徴として挙げられます。燻香は金大益の特徴の一つで、(全てのではありませんが)高山茶が自然と持っている味わいです。すでに幾分落ち着いてきてはいますが、もう数年かけてさらに落ち着き、風味として必要不可欠な要素となって行きます。
一方、2003年の金大益の香は基本的な香の構成は大きく変わりはありませんが、落ち着くべきところは落ち着き、出るべきところはしっかりと出てきてます。青味は消え燻香は程よく落ち着いています。一方旨味の香は熟成され陳香へと変化して、厚みのある香に燻香がアクセントを与えおだやかですが存在感のある香へと成長した結果、その印象は大きく変わりました。
風味の面でも2011年の金大益は新しいプーアル茶らしい渋味と強い苦味があり、また金大益らしさである煙味がまだ強くあります。一方、2003年の金大益は、渋味は引き、煙味は落ち着き陳香がでて、味わいもまろやかに、しかし程よいほろ苦さを残した風味は燻香と相まって金大益のおいしさの一つの要となります。
2003年の金大益は班章茶葉が使用され、その強い風味が評価され現在の名声を築いています。一方2011年の金大益は班章茶葉が使われているという声は聞かれません。また風味としても班章茶葉の風味を感じることはできませんが、では風味の違う、印象の違う別のプーアル茶であるか?と問われればやはり金大益の風味です。班章茶葉の風味は2003年金大益の一つの特徴ではありますが、あくまでも一部分です。強い茶気、燻香といったなどそのほかの風味、そして全体的な印象を見るとやはり近いものがあります。おそらくは布朗山茶葉であるかと推察しますが、2011年の金大益で使用されている茶葉もやはり金大益らしい特徴を持った茶葉が使用されています。
布朗山は西双版納の南部に伸びる茶山で、その風味は茶気剛と評されます。班章賽はその布朗山にある一つの村です。班章賽は標高が1800mほどの高地にあり、その茶葉には特別な風味があるとされますが、2011年の金大益は高山源韻とあるようにこちらも標高の高いところで摘まれた高山茶となり、もともと同じ布朗山なので基本的な風味には共通点が多くあります。そして金大益のおいしさで最も特筆される「旨味の強さ」に焦点を当てたとき、その強さには目を見張るものがあります。
実際の飲み口を比べてみると、2003年の金大益は班章茶葉を使用しどっしりとした厚みのある旨味が、熟成を経て落ち着いた煙味やほろ苦さなどのバランスによっては欠点ともなりうる風味をしっかりと支え、飲みごたえのあるプーアル茶の旨味を築き上げています。2011年の金大益も2003年金大益以上とも評価されている圧倒的な厚みのある旨味には強さがあり、まだ強い苦味、渋味ですが、十分に拮抗するおいしさのボディとなって若いながらも金大益の名を引き継ぐにふさわしいプーアル茶と仕上がっています。
葉底の確認
金大益プーアル茶葉底写真
葉底を見ると熟成の進んだ2003年の金大益の葉底は乾燥が進み茶葉を開くのに一苦労があります。そして葉底の色合いは一段濃くなりますが弱めの熟成環境のため、その色合いはまだまだそれなりの緑味を残しています。一方の2011年の金大益はまだまだ鶯色の葉底で、茶葉も緩く簡単に開くことができます。また、全体的に2003年の金大益の方が茶葉のサイズが大きい印象ですが、ブレンドのバランスなど全体的なデザインは同様です。
金大益、葉底、芽の部分金大益、葉底、茶葉の部分もう少し詳しく見て行きましょう。
右の写真は葉底のそれぞれの部分を分けたものですが、やはり2003年の金大益の方が気持ち大きめで、特に芽茎の部分では触った時の感触もふくよかで柔らかく、易昌號など野生茶に通じる印象があります。茶葉においてはそれぞれ対応する茶葉を並べてみると全体的には同様のサイズで、今回の葉底にはありませんでしたが、2003年の金大益の葉底にはイレギュラーに大きな茶葉が混ざっていることもあります。
結論と言えば上でも書きましたが、基本的なデザインは変わらず、経典再現にふさわしい作りがされていると言えます。
まとめ
大益の作る21世紀の銘茶、金大益。今回はオリジナルである2003年金大益とその再現である2011年金大益を飲み比べていました。
飲み比べでは熟成度の違いなどの差異は見られたものの、二つのプーアル茶の本質はともに「金大益」です。その意味するところは金大益が銘茶である源泉は何よりそのプーアル茶のもつ旨味の厚みにあり、2003年の金大益はもちろんのこと、2011年の金大益でもその出来はすばらしく圧倒的な旨味があり、すでに銘作の風格を持ったプーアル茶となりつつあります。事実、その評価はすでにうなぎ上りで近年では他のどんなプーアル茶をも寄せ付けません。
とはいえ、もちろん二つのプーアル茶にも違いがあります。最も大きなものは風味で、班章茶葉が使用された2003年金大益は班章茶葉の風味を持つ一方、2011年金大益からは班章茶葉の風味はありません。2011年の金大益にはおそらく布朗山茶葉が使用されており、その風味のニュアンスは違うものの金大益らしい風味になっています。そして、その旨味は強く、2003年の金大益をしのぐともされています。
すでに銘茶の名高い2003年金大益、そして現在ぐんぐんと評価のあがっている2011年金大益。どちらも今後10年もそれ以降も更なる熟成が楽しみです。
今回飲み比べたお茶

M0305
金大益 2003年
Jīn Dà Yì 2003

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M0303
金大益 2011年
Jīn Dà Yì 2011

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