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C0121 易昌號紫芽圓茶珍品

Yì Chāng Hào Zǐ Yá Yuán Chá Zhēn Pǐn

2004年産易昌號の紫芽です。易昌山の紫芽を使用してつくられた絶品プーアル茶です。紫芽の風味を引き出した昌泰のお茶づくり。

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易昌號紫芽圓茶珍品

商品番号: C0121
価格: -円
販売重量: 200g
在庫: 販売終了

形状	小餅茶
製造	2004年
茶廠	昌泰茶業
産地	易武山
熟生	生茶
特徴	陳年紫芽

味の評価

甘味: ★★★★☆
まろみ: ★★☆☆☆
渋味: ★★★☆☆
苦味: ★★★☆☆
酸味: ★★★☆☆
香り: ★★★★★
熟成度: ★★★☆☆

解説：易昌號紫芽圓茶珍品

2004年産易武山の紫芽で作った易昌號です。
紫芽が珍しく、しかも易昌山の紫芽でつくられた非常に希少なプーアル茶です。最高級グレード「珍品」なのでその品質は折り紙つきです。

紫芽は茶聖陸羽の記した「茶経」にも登場し、その中で陸羽は紫芽茶は紫芽の風味をたたえ、薬効に優れていると述べています。

紫芽は以前は一部の好事家向けのお茶でしたが、近年では広く知られるようになり市場でもよく見かけるようになりました。
しかし、このプーアル茶の様に年数の経ったもの、しかも易昌山の紫芽でつくられたものは大変珍しくなかなかお目にかかれません。

2004年昌泰茶業は二つの紫芽茶を作りました。
一つが昌泰號紫芽、そしてもう一つがこのプーアル茶易昌號紫芽です。二つのプーアル茶はそれぞれ特徴を持っていましたが、試飲の結果、紫芽に高級茶葉を合わせた易昌號紫芽圓茶に軍配が上がったので今回はこのプーアル茶を紹介します。

餅面は通常のプーアル茶と比べると紫味(=黒味)のある茶葉でその中に薄茶色の毫(白色の産毛)をまとった茶葉が見られます。

この年代のプーアル茶は通常の茶葉であれば陳化が進み珈琲色へと変化していきますが、紫芽はもともとの茶葉の色である紫味に陳化によって得た色である茶色味の両方が合わさり独特の表情となっています。

ちなみに紫芽の紫味は茶葉に含まれるアントシアニンによるものです。

ふくやかな優しい香りは易昌號らしい香りで、ただの紫芽プーアル茶ではなく、易昌號の品質基準をもったしっかりとお茶づくりをされたプーアル茶となっています。

味わいは易昌號らしいうまみの強さと何よりこのプーアル茶の特徴である紫芽特有の風味のある一味違うプーアル茶となっています。この紫芽の風味が他の易昌號とも他のどんなプーアル茶ともがらりと異なった味わいの印象を与えます。

葉底(煎じた後の茶葉)を観察すると、他のプーアル茶とは明らかに違った色調の紫芽茶葉に気付きます。もともと暗緑色の紫芽茶葉は、さらにそこに陳化した色、褐色が入り独特の風合いとなっています。

易昌號の名を冠しているこの紫芽は、そのお茶づくりも易昌號の特徴を引き継ぎ、そのふくよかな茶葉はもちろんですが、しっかりと柔捻された茶葉は茎からはずれてしまっています。

丁寧なお茶づくり、そして計算された茶葉のブレンドが昌泰らしい、易昌號の名にふさわしいうまさをもった紫芽茶を作り出しています。

易昌號の品質を持った陳年紫芽、この独特の風味は熟成された紫芽でしか味わうことはできません。コレクションとしても、飲みごたえのある逸品としても価値のある一枚、ぜひお手元に一枚。

※易昌號ですが、このプーアル茶は同年発売された昌泰號の内飛を使用しています。

こちらもご覧ください。
紫芽茶葉のみを使用して作った紫芽茶
　→国艶境界紫芽

易昌號紫芽圓茶珍品

商品番号: C0121
価格: -円
販売重量: 200g
在庫: 販売終了

お客様の声

独特の香りが加わって複雑化します。

東京都 T.Y様

昌泰號紫芽圓茶珍品は、国艶境界紫芽と比較するのが楽しみでした。以前に解説していただいた通り、こちらが手持ちの紫娟茶と同じ系統の風味でした。とはいえ、淹れると真っ先に立ち上がってくるのは荷香。熟成香？と思って口に含むと、一転。荷香はどこへいった？というくらい感じられません。香りは最初（極品、珍品の）易昌號のそれで、一拍遅れてたぶん紫芽由来の重い、紫芋風の独特の香りが加わって複雑化します。行方不明？だった荷香は、冷えてくるとようやく立ってきました。味わいは苦味、渋味が少なく、酸味と甘みが強めで、茶気は濃醇です。美味しいお茶には違いないのですが、煎による変化も結構あり、まだとらえどころがわかりません。崩し方によって紫芽の含有率が変わってしまうためか、淹れる度に味わいも多少変化します。私にとっては、まだ一筋縄ではいかないお茶です。