解説：俊昌號 7546 

六大茶山が作る7542はまろやかさと甘みで飲みやすく仕上がっています。丁寧に包まれているので贈り物にもピッタリの一枚です。

俊昌號について
1922年に駱英才によって創立され鳳慶県、魯史で評判を博した俊昌號はその親戚筋に当たる六大茶山の院殿容社長に引き継がれました。
高品質な臨倉茶葉を甘口に仕上げた俊昌號は六大茶山の號級茶として人気です。

7542について
70年代生み出され、73青餅、88青餅などその時代を代表する名茶を生み出した7542は現代プーアル茶の原点ともいえます。7542について詳しくは→こちら

このプーアル茶、俊昌號 7546について
まずはレシピ番号を読み解いてみましょう。
「7546」最初の二つの数字はレシピが開発された1975年を意味します。三つ目の数字は使用されている茶葉の等級、すなわち4級茶葉が主原料となります。そして最後の数字は茶廠番号で六大茶山を表す「6」となっています。レシピ番号について詳しくは→こちら

俊昌號は六大茶山の號級作りプーアル茶で、質の高い野生茶葉でを甘口に仕上げることを身上としています。そしてこの俊昌號 7546は「俊昌號」では初めてとなるレシピプーアル茶です。

プーアル茶を淹れる
裏面の封をはがし、包み紙を外し茶を取り出します。
プーアル茶の餅面には若芽が多く見られます。200gの小餅茶なので本家俊昌號よりも固く押し固められているので茶刀などで茶葉を崩します。

プーアル茶湯を注ぐと蜜香が立ち上ります。
ハチミツを連想させる甘い香りです。俊昌号らしく、混じりけの無い純正な香りといえるでしょう。

味わいも甜味のある甘口仕上げ、こちらも俊昌號の伝統を引き継ぎ飲みやすい口当たりです。甘口のプーアル茶なので温度を少し下げて(80-90度)淹れると、より甘さが引き出されてさらに美味しくいただけるでしょう。

葉底(煎じた後の茶葉)は柔らかく、柔捻も弱めです。
4級茶葉プーアル茶ですが、若芽も多く高級な造りを目に見ることができます。

まとめ
六大茶山のフラッグシップ「俊昌號」を冠する7546。
王道レシピを高級紙に仕上げた甘口で飲みやすいプーアル茶です。
コンパクトで丁寧なつくりなのでちょっとした手土産にもピッタリです。

どうぞこちらも
オリジナル、孟海茶廠の7542
　→大益茶 7542
オリジナル、フラッグシップ俊昌號
　→俊昌號 生茶

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M0803
大益茶 7542
Dàyì Chá 7542

孟海茶廠 2018年
販売重量 60g / 357g
2,120円

元祖7542
表示価格は小分け(60g)のものとなります。5つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

X0003
雲南下関四號餅茶
Yúnnán Xiàguān Sì Hào Bǐngchá

下関茶廠 2017年
販売重量 80g / 357g
1,230円　1,168円

4級茶葉で作った下関茶
表示価格は小分け(80g)のものとなります。4つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

C0018
易昌號易武七子餅茶 復刻品 篆体版
Yì Chāng Hào Yì Wǔ Qī Zǐ Bǐng Chá Fù Kè Bǎn Zhuàn Tǐ

昌泰茶業 2009年
販売重量 3x400g
72,800円

1990年代プーアル茶の最高峰、99易昌號。そのレシピを完全復刻させたお茶の中から篆体版のみを抜き出したお買い得なセットです。

C0601
九九易昌號 宋体版 極品
Yìchānghào Yìwǔ Qīzǐ Bǐngchá Jípǐn

昌泰茶業 1999年
販売重量 357g
508,000円

昌泰の名を一気に高めた初代易昌號、通称「'99易昌號」、このプーアル茶は三つあるグレードの中でももっとも高い極品。易武山の早春野放茶葉で贅沢に作った逸品です。プーアル茶の歴史に残る銘茶をお手元に。